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補助金・助成金の申請代行とは?メリットや依頼先の選び方まで徹底解説!
補助金や助成金は資金調達の手段として有効な制度ですが、補助金・助成金を利用するためには所定の申請手続を行う必要があります。そして、自社だけで手続きを進めることが難しい場合には、第三者に申請代行を依頼することが可能です。
本記事では、補助金・助成金の申請代行の概要やメリット、依頼先、依頼先の選び方について一挙にご説明します。補助金・助成金の活用を検討されている方は、ぜひ最後までご覧ください。
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補助金・助成金とは?
補助金・助成金とは、政府や自治体が企業向けに用意しているお金であり、企業が資金調達を行うための手段の一つです。補助金・助成金と一口に言っても、その種類は多岐にわたります。
企業に対して支給された補助金や助成金には返済義務がないことが一般的です。そのため、資金調達に苦慮している創業初期の企業にとっては非常に心強い存在だと言えます。
ただし、補助金や助成金には細かい支給条件が定められていることが多く、それらを満たしていないとお金を受け取ることはできません。補助金・助成金の活用を検討している場合は、自社が支給条件を満たしているのか?を事前にチェックしておきましょう。
補助金・助成金について詳しく知りたい方は以下の記事が参考になります。
補助金・助成金の申請代行とは?
補助金・助成金の申請代行とは、専門家が補助金・助成金の申請をサポートしてくれるサービスのことです。補助金・助成金を利用するためには所定の申請手続が必要になりますが、申請代行を活用することで申請をスムーズに進めることができます。
また、補助金・助成金の申請代行は「申請代行」という名称が使われているものの、単純に申請を代行するだけではありません。事業計画に対するコンサルティングや書類作成など、あらゆる側面から補助金・助成金の申請をサポートします。
詳しくは後述しますが、補助金・助成金のどちらを選ぶのか?によって依頼先は異なります。そのため、自社が利用を検討している制度を踏まえて、適切な専門家に申請代行を依頼することが重要になります。
補助金と助成金の違いについては以下の記事が参考になります。
申請代行を利用するメリット
補助金・助成金の申請代行を利用することで、企業は様々なメリットを享受できます。代表的なものをいくつかご紹介します。
書類作成の手間が省ける
補助金・助成金を申請するためには、様々な書類を作成・提出する必要があります。自社だけで書類を作成する場合は多くの工数が発生しますが、申請代行を利用することで専門家が代わりに書類を作成してくれます。これにより、申請作業に時間を取られることはなくなり、自社が注力すべき業務に集中できます。
採択される可能性が高まる
補助金・助成金の支給を受けるためには所定の条件を満たしている必要があり、場合によっては申請が通らないケースも存在します。しかし、専門家は過去の豊富な経験をもとに一連の申請作業を実施するため、審査担当者の同意を得やすくなり、結果として採択される可能性が高まります。
補助金・助成金の最新情報を教えてもらえる
申請代行を提供している専門家は補助金・助成金のプロフェッショナルであるため、補助金・助成金の最新情報を教えてもらえる可能性があります。自社の状況を細かく伝えることで、現状に合わせた最適な補助金・助成金を勧めてくれる点も申請代行の大きなメリットだと言えるでしょう。
事業計画に関するアドバイスを受けられる
申請代行は単純な申請業務の代行だけではなく、事業計画に対するアドバイスを受けることも可能です。第三者の客観的な目線から助言を受けることで、自社の事業計画をより説得力のある内容へと改善し、申請手続において有利な状況を作り出すことができます。
申請代行の依頼先
申請代行の依頼先は、補助金と助成金のどちらを選ぶのか?によって異なります。それぞれについて、具体的な依頼先を見ていきましょう。
補助金
補助金の場合、申請代行を行うための特別な資格は存在しません。そのため、多くの専門家に対して申請代行を依頼することができます。
代表的な例としては、
・弁護士
・行政書士
・税理士
・公認会計士
・中小企業診断士
などが挙げられます。
複数の専門家を比較検討し、費用面や信頼感など多角的な観点から判断してください。申請代行の依頼先は立派なビジネスパートナーなので、時間をかけて慎重に検討することをオススメします。
助成金
助成金の場合、申請代行を対応できるのは「社会保険労務士」に限られます。そのため、社会保険労務士の国家資格を有している人以外は申請代行を行うことはできません。
ただし、日本には数多くの社会保険労務士が存在しており、全国社会保険労務士会連合会の調べによると、 2019 年の年度末時点で約 43,000 人の社会保険労務士が同会に登録しています。
そして、個人ごとにスキル・経験や提供しているサービスが異なるため、できる限り多くの社会保険労務士とコンタクトを取り、信頼できる人を選ぶことをオススメします。
申請代行の依頼先の選び方
最後に、補助金・助成金の申請代行を依頼する際の依頼先の選び方についてご説明します。申請代行を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
保有資格
申請代行の依頼先を選ぶ際、保有資格はとても重要なポイントです。数多くの資格を有している専門家であれば、多角的な視点から様々なアドバイスを受けることが可能です。
例えば、税理士の資格を持っている社会保険労務士に助成金の申請代行を依頼すれば、助成金の申請だけではなく、効率的な節税対策などを教えてもらうこともできるでしょう。
過去実績
申請代行の依頼先を選ぶ場合は、過去実績を必ずチェックしてください。実績豊富な専門家は様々なケースを経験しているため、不測の事態が発生しても柔軟に対応してくれます。また、自社が利用検討している補助金・助成金のサポート実績があれば、なお良しと言えるでしょう。
料金
補助金・助成金の申請代行は、当然ながら有料で提供されているサービスです。そのため、複数の専門家を比較検討して、経済的に無理なく依頼できる専門家を選んでください。
一般的には、申請代行の料金は「着手金」と「成功報酬」の 2 つに分けられています。着手金は依頼時に支払うお金であり、成功報酬は実際に補助金・助成金が支給された時に支払うお金です。
具体的な相場としては、
着手金:数万円
成功報酬:支給金額の 10 〜 30%
程度となっています。ただし、上記はあくまでも目安であるため、事前に細かい料金体系をチェックして、発生する料金をシミュレーションしておきましょう。
サポート範囲
申請代行のサポート範囲は依頼する専門家ごとに異なります。まずは自社が依頼したい範囲を明確にして、最適な依頼先を選定するように意識してください。経済的に損をしないためにも、最低でも 2 人以上の専門家を比較検討することをオススメします。
まとめ
本記事では、補助金・助成金の申請代行の概要やメリット、依頼先、依頼先の選び方について一挙にご説明しました。
補助金・助成金の支給を受けるためには、所定の申請手続を行う必要があります。そして、仮に支給条件に該当しなかった場合は、資金援助を受けられない可能性もあるため、申請手続の準備はとても重要なポイントになります。
もし、自社だけで申請を進めることが難しい場合は、専門家へ申請代行を依頼することも有効な選択肢になります。スムーズに申請手続きを進められますし、困ったときに相談を行うことも可能です。
そして、資金調達に関してお悩みであれば、ぜひ大谷聡税理士事務所へご相談ください。これまで培ってきた豊富な知識・経験をもとにして、貴社に最適な方法をアドバイスさせていただきます。
また、大谷聡税理士事務所の代表を務めている大谷聡は、
・中小企業診断士
・行政書士
・税理士
・社会保険労務士
のすべての資格を有しています。そのため、正式な認定支援機関として、補助金・助成金のどちらも全面的にサポートすることが可能です。
無料相談もお受けしていますので、まずは以下のフォームからお気軽にご連絡ください。この記事が、あなたのお悩み解決に少しでもお役に立てば、と切に願っております。
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